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時計バンドの商品知識
金属時計バンドに使用されている材質の知識
(株)バンビ時計バンド発行 商品知識より

ステンレス・スチール(略SS)

SSは鉄と主としてクロームとニッケルを合わせた合金で、「サビにくい鋼」である。SSは色々な種類があり、 代表的なSS一般に18.8ステンレスといって鉄にクローム18%、ニッケル8%を含む合金鋼、でドイツで 発明された。SSは耐蝕性、耐酸性に富み、サビにくく、美しい光沢を保つため家庭用品に利用されている。 時計バンドは防水時計が多くなつてからSSを使用している。一定の悪条件のしたではSSにもサビが生じる事 がある。SSの中に含まれるクロームゃニッケルがサビを防ぐ酸化皮膜を形成するからである。酸化皮膜はニッケ ル、クローム、鉄の複合酸化物で、その厚さは0.000001ミリの極めて薄い物である。そしてこの皮膜は、 傷が少々ついても空気中の酸素がある限り自然に修復される。つまりすぐに酸化被膜が再生されるわけです。従っ て、逆に酸化皮膜ができくい状況、すなわちゴミ、汗、塩分、水分等の汚れが付着し、それがとれないような場合、 酸化被膜が破壊されサビやすくなる。バンドで言えばコマとコマの間等の手入れが悪いと時々この現象が生じる ことがある。 SSの種類

・SUS304は18%クローム、8%ニッケルのオースナイト系ステンレスで時計バンドには板巻きバンドに使用している材料

・SUS316LはSUS304材より耐蝕性に優れている。しかし粘りのある材料で加工性がよくない。SUS304に耐食性を良くする為に含有炭素(C)を0.3%以下にし、かつ金属疲労を除くMo(モリブデン)を加えた物。

・SUS316Lより加工性は良い。SUS303K耐食性を向上する為にモリブデン(Mo)を加え、イオンを0.1〜0.15%内にしたもの。炭素Cは0.80%。

・SUS303は切削性、穴あけがやりやすい様にイオウ(Su)を0.15%以上添加した物。耐蝕性に劣る。

・F−2 SUS316Fよりさらに耐蝕性をよくする為に、炭素を0.03以下にし、かつコストダウンの為にMo(モリブデン)をSUS316Fより1/2いDQMK。

・耐蝕性、耐酸性に富んでいる。 ・サビにくい。 ・美しい光沢がある。
洋白
洋白は白色の地金で主体は銅である。銅とニッケルと亜鉛の合金である。これを発明したのはイギリス人だが、ドイツで発達したのでドイツ銀とも呼ばれている。ニッケルの含有量が17%以上のものを一等洋白といい、それ以下のものを二等洋白と呼んでいる。ニッケル分の多いものは銀白色で非常に美しい。ニッケル合金の代表的な物であり、型打用、切削用と用途は広い。時計バンドでは板重ねバンドメッキ物バンド、金張りの合金につかっている。
真鍮

真鍮は銅と亜鉛の合金であるから、製品にした場合そのままでは空気中の酸におかされ表面がくもってしまうし、黄色ではあるが金色でないために、どうしてもメッキが必要である。加工材料としては最も歴史は古く、型打用、切削用と用途は広く、現代時計バンドでは型打ちリングバント、チェーンに使用、金ムメッキやロジュームメッキで仕上げている。

銅合金

メッキ代が非常に高くつくので、メッキなしですむように研究開発さけたのがA・G(アトミックゴールド)とかD・G(デラックスゴールド)と称する銅合金である。先ず条件としては金と同じ色でしかも酸化しにくい金属をという事で主体は銅だが、その中に亜鉛、錫、アルミニュームニッケル、インヂューム等々を添加したものである。

金 ・ホワイトコールド・ プラチナ

黄金色の不滅の光沢がある価値ある金属として、歴史的に古くから評価されている。酸化しにくく、展性・延性共に優れています。通常、純金は(24K)のままでは、柔らかすぎるので銅、銀、ニッケルなどとの合金としてもちいられます。金合金の品位は、一般にカラットで表します。カラットとは、金合金の重量中に含まれる金の割合を示す品位のことです。純金というのは、24K(24/24)つまり100%の金のことで、18Kは(18/24)金75%、他25%ということです。この場合、重量比ですので、18Kは100gのうち金の重量が75%gということです。純金は黄金色てすが、金合金は、他の金属とまぜ具合により、やや赤味がかったり(銅が多い)、白味がかったりします。バンドも時計ケースに合わせ好みの色によって種々に配合率を変えます。

14KWGとか、18KWGというホワイトコールドは純金に銀、ニッケル、亜鉛、パラジュウムかどを加えて合金したもので、18Kが金色なのに対し銀色になります。

時計バンドには非常に高価な地金の為あまり用いられない。プラチナは純金より硬いが、純粋のままでは柔軟過ぎて製品の原形を長く保てず、パラジュウムを合金させて適度に硬く、強く、且つ弾性を与える。又、耐蝕性も非常に良い。

金張り(略GP)

金を張ってあるので、18Kのムクと同じ程度のすぐれた特性や美しい色調が得られるために広く使用される。通常40〜150ミクロンの厚みで金が張っある。それをバンド駒の型にしぼったりして加工をする。金は極薄く張ってあるので摩擦のために金の部分がはげた時は、他の合金と同じく合金の非金属が酸化してきたなくなる場合もあり得る。
金を張るとは、洋白、SS、ニッケル、銀等の合金の上に金を張り高熱の炉中でロー付けしたものを、さらに圧延するのである。(ミクロンに付いてはメッキの知識で説明)